ダブルスラッシュに関連した雑記


by kozai22
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カテゴリ:IT全般( 12 )

CCCDは技術革新を妨げる

 インターネット上で音楽を扱った情報サイトでは、CCCDの問題がよく取り上げられその問題点も多く指摘されている。これらのサイトからCCCDの問題を整理すると「1動作保証が無い(もしかしたら壊れる)」「2音質が悪い」と言った問題点がよく言われている。

 個人的にはCCCDはもう1点大きな問題があると思う。それはCDから音楽を「データ」として保存できないことだ。「当たり前ではないか」と思われるかもしれない。しかし、CDからデータを保存できないということは、大げさに言うと「音楽」の「技術革新」ができないことにもつながってくると思う。

 ご存じの通り、最近ではカメラで撮影した画像や録画したテレビの動画は紙の写真やビデオテープに保存せず、「データ」としてハードディスクやフラッシュメモリに保存できる「デジタル家電・ネット家電」が急成長している。これらのデジタル家電の「今後の成長」には多少の疑問が投げかけられているが、現時点では従来のカメラ・ビデオデッキよりもニーズがあるようだ。

 カメラやビデオを「データ」で保存できるのであれば、音楽もCDやMDに録音しておくものから「データ」で保存できるような「デジタル家電・ネット家電」に移行していくだろう。現にAppleのiPodに代表されるシリコンオーディオプレーヤなどは人気が高く、このようなシリコンオーディオプレーヤもデジタルカメラやHDDレコーダのように普及していくだろう。

 しかし、CCCDはこのようなシリコンオーディオプレーヤの普及を妨げるかもしれない。なぜならば、現時点ではCCCDではデータをリッピングが出来ない(ことになっている)からだ。リッピングが出来なければシリコンオーディオプレーヤに転送するのは難しい。CCCDによってシリコンオーディオプレーヤで「聴ける音楽」と「聴けない音楽」が出てくることになる。これは、シリコンオーディオプレーヤの普及を妨げる大きな要因になるだろう。

 もちろん、プロテクトをしたCDにDRM技術を施した「音楽データ」を同梱する方法やiTunes Music Storeのような有料のダウンロードサイトから楽曲を購入するなどの方法があると思う。しかし、現状ではDRM技術の標準が決まっていない。シリコンオーディオプレーヤごとに対応しているDRM技術が異なれば、プレーヤを購入しようとしているユーザはどれを買ったら良いか迷ってしまうだろう。

 このような理由から、私は「CCCDはシリコンオーディオプレーヤや音楽データに対応したネット家電の普及を妨害している」と考えている。写真やビデオテープが「データ化」していき「ネット家電」で扱えるようになっていくのに対し、音楽だけは「データ化」できない存在になり旧来のCDプレーヤやMDプレーヤでしか再生できなくなる可能性も出てくるだろう。少し大げさに言うと、動画や静止画が「データ化」によって技術革新が起こったのに対し音楽はCCCDによって技術革新が起こせない状態になっている、とも言えると思う。

 とはいえ、iPodなどのシリコンオーティオプレーヤは世界的に人気商品だ。CCCDが聴けないという「デメリット」をものともせず、普及していく可能性も十分に高い。次回はiPodのようなシリコンオーディオが普及した場合、CCCDにどのような影響について考えていきたい。
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by kozai22 | 2004-03-08 21:38 | IT全般
 以前「Amazonにもトラックバックができてほしい」というような事を書いたが、bk1ではトラックバックを使ったページのテスト「オンライン書店ビーケーワン」を行っている。

 詳細はbk1サイトの運営者:河野さんが運営しているブログsmashmediaに載っている。

smashmedia: bk1.jpテスト公開
 (via now and then
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by kozai22 | 2004-03-06 09:21 | IT全般

主な情報検索ツール

 前回のエントリでは「インターネットブーメラン」しかご紹介できなかったが、これ以外の情報検索ツールももちろんある。

 以下は代表的な情報検索ツールだ。自然言語検索でないものがあるが、パソコンを使ってデータを探すのには非常に有効なツールだと思う。

インターネットブーメランオススメ
DataHunter
Namazu
速捜
サーチクロスオススメ
サトリ
KWIC Finder


[参考]
持ち歩きデータの検索活用と悩み

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by kozai22 | 2004-03-03 21:46 | IT全般
 前回は、私の情報整理・検索の考えの中心となっている「溜める技術」を紹介した。今回は実際に私がどのように「既知の情報」を整理・検索しているかを説明しながら、その問題点を考えていきたいと思う。

 私の情報整理のやり方は、まずブラウザに登録されているIT系のニュースサイトを順番に閲覧し、気になった記事のテキスト文章とその記事のURLをコピーして保存する。その後「RSSリーダ」「はてなアンテナ」「WWWC」「Google News Alert」に登録してあるサイトの中から、面白そうな記事をピックアップしてやはりページのテキストとURLを保存する。つまり、とにかく面白そうな記事があったら記事の全文とURLを保存している。(ちなみにP2P todayの更新はこれと平行して行っており、P2Pと関連技術のニュースは記事のタイトルとURLだけを抜き出したものを別に作成している。)

 これらの作業を行うと、平日の場合1日で平均50本~70程度の記事が保存される。これを、「一時保存フォルダ」に3日~7日程度置いておき、最後にこれらのファイルを「年」ごとに作成したフォルダにまとめて放り込んでおく。「情報の整理」は基本的にこの時点で終わりになる。

 次にどのようにその情報を探すということだが、これも「溜める技術」で書いてあった通り、専用の検索ソフトを使用している。具体的にはジャストシステムから発売されていた
「インターネットブーメラン」というソフトだ。ブーメランは自然文で問い合わせる検索ソフトで、元々は企業の情報システムに組み込む「コンセプトペース」をベースにして作られている。ブーメランは、自然文で問い合わせるようになっているので簡単に扱えるし、あらかじめインデックスを作っているので検索結果もすぐに出る。

 「自然言語の検索エンジン」というと、拒否反応がある方もいると思う。現にある有名な情報整理法の本は「自然言語の検索ソフトは使えない」としておりGREP方式の検索ソフトを勧めている。私も、もしあなたが私のように特定の分野のニュースを集めていないのであればGREP方式の検索エンジンを中心に利用された方が良いと思う。

 しかし、あなたが私のように特定分野の情報をクリッピングしているのであれば自然言語での検索ソフトとGREPでの検索エンジンとの併用をお勧めする。なぜならば、私のように特定の分野の情報のみを集めていると、複数の記事に同じ単語が何度も出てくるようになるからだ。そのため、目的の記事を探すためには正確な複数個の単語を入力しなければならない。ある程度記憶力に自信のある方ならば大丈夫かと思うが、私のような人間にはとても無理だ。(ちなみに、私のパソコンの中で「Linux」という言葉を含んでいる文章を検索したら1万件以上の記事が見つかった。)

 しかし、自然言語での検索の場合は、検索する言葉がある程度「曖昧」でも検索結果にそれほど問題はない、そのため安心して複数の検索語、あるいは文章から検索できる。また、ブーメランの場合は検索結果を順位で示してくれるため、非常にわかりやすい。現状のインターネットでの自然言語の検索エンジンはあまり使えないかもしれないが、私のようにパソコン上から「偏った情報」を検索する場合は非常に有用だ。

 このように私の情報整理・検索方法は「Webで読んだ記事を片っ端から保存し、それを専用の検索ソフトを使って検索する」という方法をとっている。さて、ここまで読んで「なんて、素晴らしい方法だ。明日から私もやってみよう」と思う人は、まずいないと思う。

 なぜならば、この方法は時間がかかって非常に面倒だからだ。私のように読んだ記事をいちいちテキストで保存していると非常に時間がかかる。しかも、読むべきWebサイトは年々確実に増えており、記事のヘッドラインを読むだけでも相当時間がかかるだろう。

 また、記事がある程度集まらないと、ブーメランなどの検索ソフトの効果はあまり無い。なぜなら、記事が百件程度であれば手動でのソート・検索で十分だし、それより多少多くともエディタについているGREP検索で十分に対応できるからだ。つまり、私がやっているような情報整理・検索方法を採用するには前もって何千件もの記事を保存しておかなければいけない。普通の人ならば、そんな苦労までして「自分のための情報検索エンジン」を作りたいとは思わないだろう。

 個人的には以前のエントリで書いたとおり、データの保存がBlogなどで自動化できれば、多少データの検索がやりやすいとは思うが、まだ技術的にも難しいだろう。私の場合は今後しばらくはテキストでの保存を続けるしかなさそうだ。

 
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by kozai22 | 2004-03-02 22:19 | IT全般
 前回のエントリでとても参考になるコメントやトラックバックを頂いた、どうもありがとうございます。さて今回はこのコメント、トラックバックをうけて、どのようにすれば「情報」を検索・整理できるかを考えてみたいと思う。

 まずは、情報を整理するのにあたって、検索の対象となる「情報」をおおざっぱに3つに分類したいと思う。まずは、自分が知らない「未知の情報」。このような自分が今まで知らなかった「未知の情報」を調べるのにはGoogleやYahoo!といった検索エンジンを使うと思う。最近の検索エンジン(というよりもGoogle)を使えば、大概のことは調べられる。

 2点目として「監視する情報」。これは、ある事柄についてある程度の知識はあるが、そのことについてより深く知るために、自分の知っている定期的にウォッチするための情報だ。例えば、私の場合はP2Pや無線、検索技術といった情報を得るために、定期的にIT系ニュースサイトを「監視」している。

 従来は情報を定期的に監視するためには、通常のブラウジングやWWWCのようなサイトの更新チェッカを使うしかなかった。しかし、ここ最近になって次々と新しいツール(RSSやアンテナなど)が登場している。Googleなどの検索エンジンに対して目立たないかもしれないが「情報を監視」するツールは、現在のところ非常に面白いことになっている。これらのツールについては注意深く見ておく必要がある。

 最後に、自分が“1度読んだことがある”あるいは“その存在を知っている”情報である「既知の情報」だ。この情報の整理が最も難しく、みなさんも苦労されていると思う。いや、整理するだけならば簡単かもしれない。問題はどのように「探す」かだ。「監視している情報」を複数持っている方は、何千・何万ものファイルから情報を探さなければならない。これは大変だ。

 ここで、皆様は「そんな事はわかっている。それではお前はどのように情報を整理・検索をしているのか?」と思うかもしれない。ここで私がどのように「情報の整理・検索」をしているかを言う前に、まず「溜める」技術という本を紹介したい。この本はパソコンでの情報検索について書かれた本だ。詳しい内容は本書に譲るが、基本的に入手した情報は基本的に捨てない。その情報を整理せずに1つの箱(フォルダ)に入れておく。その箱から「情報」を探すというものである。

 パソコンのHDDの容量は増加しており、普通の使い方をしていればパソコンのHDDがなくなることは無いと思う。そのため、基本的にデータを捨てることはない、ここまでは良いと思う。だが「整理せずに1つの箱に情報を入れておくだけでは、情報を探す時にどうするのか?」という疑問があると思う。恐らく手動で目的の情報を検索しようとすれば、途方もない時間がかかるだろう。

 この問題を解決するために、情報検索は手動ではなくパソコン用の検索ソフトを利用する。このパソコン用のデータ検索ソフトもGoogleなどの検索エンジンに比べて非常に目立たない存在だ。しかし、個人的にはこれらのパソコン用の情報検索ソフトこそが「パソコンでの情報整理」の鍵となると思う。

 次回は、パソコン用の検索ソフトを使った私の「情報整理・検索の方法」と、その問題点を見ていきながら、次代の情報整理・検索方法について考えてみたいと思う。
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by kozai22 | 2004-03-01 22:11 | IT全般
 それにしてもBlogの更新は面倒だ。大手のBlogであれば、読者からのコメントやトラックバックが励みになると思うが、(私のBlogのような)訪問者が少なく、トラックバックやコメントも少ないサイトは文章を打つのが空しくなってくる…。一体どうして時間を割いてこんなクダラナイ文章を打っているんだろう…。

 このように思っているのは私だけでは無いはずだ、その証拠に昨日のエントリでも紹介した通り「Blogの3分の2は2ヶ月間更新がない」。とりあえずテスト的なエントリをしたものの、発信する情報が無かったり、発信する情報があっても、それを投稿する時間が無いのだろう。Blogを訪れた人に向かって自分の考えを、わかりやすく、おもしろく、コンパクトに説明するのは「面倒」だし「難しい」。

 個人的にはこのような「他人に読ませるのが目的のBlog」だけでなくとも、「自分のためのBlog」があっても良いと思う。例えば、自分の見たページのURLと内容を自動的に記録し、その「ログ」を閲覧するようなページだ。これならば、様々なWebページを見るだけで自動的にBlogが更新される。

 「確かに自動的にページは更新されると思うが、そんなページを何に使うのか?」という当然の疑問が出てくるだろう。例えば、自分が読んだWebページの中でもう一度見たいページを検索するのに使うのはどうだろう? 既存の検索エンジンは自分が知らない「未知のWebページ」を探すのには優れているが、自分が以前見たページを探すのにはあまり向いていない。もちろんページや記事のタイトルがわかればすぐに検索できるだろうが、記憶が曖昧な場合はページを検索するのは非常に難しい。そこで、自分だけの検索エンジンのための「ログ」としてBlogのようなツールを活用できれば面白いだろう。(もっとも、「はてなダイアリー」やBlogでニュースのリンクをつけている人は、このような目的でページを作成しているようにも思える。)

 Blogというと、どうしても他人に「読ませる」ことを意識したページになるとことが多い。しかし、あくまで「自分向けのページ」を作れるようなBlogツールがそろそろ出来ても良いと思う。
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by kozai22 | 2004-02-27 21:11 | IT全般
 Blog(Webログ)という言葉の定義は何なのか? ネット上ではずいぶん前から色々と議論されてきたが、どうもはっきりした答えが出てこない。毎日更新するのがBlogなのか? ただの日記はBlogではないのか? サービスプロバイダーが提供するツールを使わなければBlogとは言えないのか? これらの基本的な解答にも説明する人によってBlogの定義が微妙に違っている。どうも正確なBlogという言葉の定義がはっきりとはしない。


 このような「言葉」の定義を巡る議論は、本当はどうでも良いことなんだろう。「議論」をしている人にとっては、良い時間潰しにはなるとは思うが、それを使うユーザは「どうでもいい」と思っているのだろう。私も現状ではBlogは「便利な日記cgi」で良いと思う。

 ただ、これだけ「Blog」が盛り上がっているのには、なんらかの理由があると思う。一番の理由としてテンプレートがある程度決まっているので、「(私も含めた)htmlを知らない人間」でも使え、Webページ作成という雑務に負担をかけずに自分の作業に集中できる。という点があると思う。しかし、私はもう一つの理由として、Blogには『更新』という強迫観念を生み出す力があるのだと考えている。

 通常のWebページならば、自分のコンテンツをナビゲートする「トップページ」はある程度は更新するとしても、その他のページは基本的に1度ページを完成させてしまえば、そのページの情報を更新することはあまりない。

 ところが、Blogの場合は「更新」することが前提となっている。トップページは新しい「記事」があれば自動的に更新される。これは通常のWebページよりもトップページが頻繁に更新されることを表していると思う。さらに記事の作成した記事の1つ々は、コメントやトラックバックがあるため、自分が投稿した記事に次々と意見・情報が追加され、作り終わった記事にも「更新」される。

 またほとんどBlogに「カレンダー」がついている事も興味深い。このカレンダーを見ることによって、Blogの作者がどれだけ「更新」しているのか(あるいはサボッているか)かがひと目でわかってしまう。またRSSも、どのBlogが「更新」したかを知るためのものだ。

 このようにBlogについてるツールは「更新」を助け、さらに「更新」という強迫観念を生み出すツールが備わっている。基本的な事だがBlogが今までのWebページと大きく違うのは、現状ではこの点だと思う。

 とは言えBlogの3分の2は2カ月間も更新が無いらしい…。どれだけ便利なツールがあっても、最終的に「記事」を書くのは自分だ。やはり毎日、継続して「情報」を作るのは難しいのだろう。
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by kozai22 | 2004-02-26 21:01 | IT全般
 昨日友人と話していて「どうして任天堂はオンラインゲームに対してあまり積極的ではないのか?」という事について少し話し合った。個人的には任天堂のゲームは非常にネットワークゲームと相性が良いと思う。素人考えだが「どうぶつの森」のようなオンラインゲームに近いゲームもあるし、ゲームボーイアドバンスでの対戦ゲームはそのままオンラインで展開しても十分に面白いと思っているからだ。ところが友人氏は2つの理由から「任天堂はできるだけオンラインから離れていたいのだ」と言う。

 まず1点目は任天堂のゲームで遊んでいるユーザとオンラインゲームでのユーザの年齢のギャップだ。オンラインの仮想国に住んでいるプレイヤーと、ゲームボーイアドバンスでポケモンの交換をしているプレイヤーとではかなり年齢が離れている。このことは様々な問題が出てくる事が予想される。保護者としては自分の子供が現実世界でも「仮想世界」でも知らない人から声をかけられるのはあまり気分の良いものではないだろう。

 そして2点目としてオンラインゲームを開始してしまうと、任天堂の強みであるプラットフォームの価値が急激に下がってしまうからだ。当然のことだが、現状では任天堂のゲームキューブ用のゲームはソニーのプレイステーション2では動かないし、パソコンでも動かない。

 しかし、オンラインゲームの場合はどのようなプラットフォームであれ、オンラインになってしまえばゲームが動いてしまう。つまり、オンラインに対応したゲームがマルチプラットフォームで多数登場してしまうと優れたゲームをプラットフォームで囲い込めなくなってしまう。

 もちろん、オンラインに対応していないゲームでも、プラットフォームを越えて発売しているゲームはたくさんある。しかし、オンラインゲームの場合は単独でゲームが起動するのでなく、ネットワーク経由でゲームが起動できてしまう。もしネットワークゲームとゲーム配信を行うメーカのポータルが組合わされば、別にCD-ROMやDVDなどを使わずともゲームを配信できるようになる。それはメーカが独自でプラットフォームをすり抜けて自由にゲームを配信できるようになることを意味する。

 そうなれば、メーカが独自に配信したネットワークゲームがゲームのプラットフォームの「仮想化」を実現してしまうと言っても良いだろう。なぜならば、それらのゲームはネットワークにつながるハードさえあれば遊ぶことができるようになるからだ。これはプラットフォームを使ってユーザとゲームメーカを囲い込んできた任天堂のようなメーカにとっては大問題となる。

 ここまで聞いて「なるほど」と思い、この話はそこで終わってしまったのだが「ではなぜSCEやMicrosoftはネットワークゲームに注力しているのか?」という事を聞くのを忘れてしまった。これは友人には聞いていないので私の個人的な考えなのだが、恐らくSCEやMicrosoftはネットワーク上でも当分の間はプラットフォームを維持できると考えているのだと思う。SCEやMicrosoftはゲームメーカとユーザに集客力のあるポータル、課金システム、使いやすいハードを提供することで、ゲームメーカが勝手にプラットフォームを「仮想化」しないように交渉しているのではないかと思う。

 オンラインゲームはまだ始まったばかりであり、オンラインゲームの行く先はまだ不透明なところが多い。任天堂やSECのようなプラットフォームを提供しているメーカが主導権を握るか、それともスクエア・エニックス、ナムコのような純粋なゲームメーカが主導権を握るか、まだわからないが、いずれにしてもオンラインゲームによってプラットフォームメーカだけがゲームを「独占」するのは難しいだろう。
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by kozai22 | 2004-02-23 20:12 | IT全般
 最近、いくつかのWebサイトを見ていると「本やCDのWeb上のレビューは本や売り上げに関係しているのか?」といった事を議論しているページが見られるようになった。Web上のレビューが実際の本やCDの売り上げにどの程度関係しているかは正確な調査が無いためわからないが、個人的にはこのような議論が出てくること自体、Webの影響が本やCDの売り上げに大きく関係しているのだと思う。

 Web上で本やCDをレビューするサイトは数多くあり、本やCDを購入する際に非常に参考になるサイトも多い。私も本を購入する時は、ビジネス書ならば橋本大也氏のPassion For The Future、ミステリならばMystery Best ???(みすべす)を参考にして本を買うこともある。インターネット上に本やCDの情報を探す人ならば、自分に合った本やCDを紹介してくれる書評・レコード批評サイトをいくつか登録してあると思う。

 ところで現在、日本のWeb上で本やCDの批評や話題を一番多く取り扱っているWebサイトはどこだろうか? 異論はあるかもしれないが、私は現在のところAmazonだと思っている。ご存じの通りAmazonは各商品ごとにレビューが書けるようになっている。商品によっては10以上のレビューが掲載される物もめずらしくない。Amazonから商品を購入する人達の中にはこれらのレビューを参考にする人も多いだろう。

 しかし、Amazonのレビューには多少の問題がある。例えば、レビューの文章が800文字しか書けないことだ。これだけ文字数が少ないと商品についての「感想」「情報」が書ききれない場合もある。さらにレビュアーがどのような人間かよくわからない事もある。しかし、一つの商品に対して何千文字のレビューを何個も掲載することはできないし、レビュアーの詳しい情報がわからなくともとりあえず「プロフィール」欄で確認できる最低限の情報からレビュアーのことを推測するしかない。

 このような問題の解決方法として、Amazonにトラックバック機能があれば良いと思っている。その商品についての感想や情報をすべて掲載できなくとも、リンクと感想/情報の冒頭部分だけであるならば掲載することは可能だろうし、何よりユーザはその商品についての情報をより多く入手できる。さらに、トラックバックが集まれば、その商品についての感想/評判を集めたポータルが自然に発生することも考えられる。

 もちろん、トラックバックスパムが大量に発生する可能性があるが、そこはAmazonお得意の「協調フィリタリング」がある。Amazonならば、大量に押し寄せるトラックバックスパムからユーザにあったサイトをナビゲートすることは決して不可能ではないだろう。
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by kozai22 | 2004-02-18 21:30 | IT全般
 前回のエントリでは、「ISPが送信トラフィックを制限しても、PeercastなどのP2P技術を利用したストリーミングソフトを使えば、コンテンツ配信者の負担減らす」という趣旨の物を書いた。個人でコンテンツを配信しているユーザの中にはサーバ負荷やユーザ数に対してコンテンツ配信が追いつかないようなユーザもおり、さらに帯域制限が加わればコンテンツ配信者にとっては死活問題だ。しかし、P2P技術を使ったストリーミング配信ソフトを使えばトラフィックを分散でき、それによってコンテンツ配信者が支払うべき「配信コスト」も分散できる。コンテンツ配信者にとっては、帯域制限が課せられても多少は安心してコンテンツを配信できるだろう。

 しかし、これは「帯域問題」の根本的な解決になっていない。コンテンツ配信者のトラフィックが分散されてもISP側に発生するトラフィック量は変わらないからだ。今年(2004年)の2月3日に開かれた次世代IPインフラ研究会」の中でIIJの鈴木社長は「インターネットの使い方はそれこそ無限。我々の想像以上の使い方をして,トラフィックは今後もさらに増加する可能性がある。そのためには,既存の電話ベースの通信インフラでは絶対に支えきれない。ネットワーク・インフラの全面的な補強が必要だ」と発言し危機感を表している。この意見に対して疑問を持つ声もあり、5年後に日本のインターネットが崩壊するかどうかはわからないが、年々トラフィックが増えていくことは確実であり、今後も「帯域問題」は議論されていくだろう。

 様々な資料を見ればわかる通り、現状としてWinMXやWinnyなどのファイル交換ソフトがネットワークの帯域を食い荒らしているのは間違いがない、しかし今後のインターネットの方向性を考えるとファイル交換だけが問題になるのでは無いだろう。例えばNTTは2月16日に行われた「NTT R&Dフォーラム」の中で最大8MbpsのMPEG-2による通信を低遅延(0.2秒)で実現する「RISCA」やFOMAとPCを映像でつなぐメッセンジャーサービスなどを紹介している。これらのサービスが使えるようになるのは当分先のことだ。しかし、このようなブロードバンドを活用したサービスは確実に現実のものになってくるだろう、そうなれば、現在のファイル交換と比べものにならないくらい巨大なトラフィックが発生する。このまま、革新的な技術ができなればトラフィックを処理できない所も出てくる。この問題を解決するにはどうしたら良いだろうか。

 個人的には現在のインターネットと並列して、巨大なアドホックネットワークも使えればトラフィックの緩和につながると思う。無線機器の発達によりノートPCやPDA、さらに最近ではVoIPを利用した電話機なども登場してきている。これらを互いに接続することによりインターネットとは別のネットワークを作り、ネットワークの混雑状況によってインターネットと切り替えて使えるようになれば、インターネットの混雑もだいぶ減ってくると思う。

 もちろん、これは(同じような構想はあるが)私の単なる思いつきであり、仮に実現できるとしても、様々な問題点がある。しかし「インターネットが崩壊する」というのであれば、別のネットワークを代替案として考えておく必要もあるのではないだろうか?
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by kozai22 | 2004-02-17 21:25 | IT全般