ダブルスラッシュに関連した雑記


by kozai22
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カテゴリ:本( 4 )

結城浩のWiki入門 ~YukiWikiではじめる みんなで作るWebサイト~

 Diaryさんの教えに従い「Yukiwiki」を自分のパソコンにインストールしてみました。意外に簡単にインストールできて良かったです。 とりあえず、メモ代わりに使えれば良いかと思っています。

 こんなことを言うとwikiiな方に怒られるかと思うのですが、やはりHtmlタグに対応してくれればうれしいなと思う今日この頃です。wikiな方にお聞きすると「Htmlタグが使えるならば、普通のHtmlエディタで良いじゃないか」という事を言われるので…

 確かにそうなのですが、最近ではブックマークレットなどでHtmlを簡単にはいてくれるので… オプションでも良いからつけて欲しいなぁ…
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by kozai22 | 2004-04-19 16:43 |

読書感想:IBMのLinux戦略

 「IBMのLinux戦略」はIBNがどのようなスタンスでLinuxに対応しているかを詳細に解説したものだ。ハードウェア、ソフトウェア、サポート&サービスとったレベルでの他に、基幹連携システムやサーバ統合といったソリューションでの応用、コミュニティとの連携などが解説されている。

 恥ずかしい事に、私は今までLinuxの価値が一体どこにあるのか明確につかめないでいた。確かにインターネット全体の流れを見ればLinuxが非常に大きいトレンドだという事もわかるしCNET Japanで連載されている梅田さんのBlogを読むと「なるほど」と思うことも良くある。

 しかし、残念ながら一般企業はAmazonやYahoo!のような「インターネットアプリケーション」を提供している企業でもないし、Googleのよう理系の博士がゴロ々いるような企業でもない。サーバやホストは現在の業務を「支援」するためのものだ、それをLinuxに変えたからといって何が変わるというのだろう?

 少し前ならば「コスト削減」というのがキーワードになっていたと思う。しかし、最近ではLinuxだけで「コスト削減」を実現するのはどうも難しいらしい。例えば、「Open Sourceシステム導入マニュアル」は「仮にOSのコストがゼロになったとしても、単純計算してTCOへの影響は3%程度」と解説してるし、Linuxの最大のライバルとも言えるMicrosoftは「WindowsはLinuxより低コスト」と発表している。


 では、将来的なことはともかくとして、現段階で一般の企業がLinuxを導入するメリットは一体どこにあるのだろう。本書はIBMのLinuxについての取り組みと同時にその答えも用意してくれた。答えの核となるのは「仮想化」だ。

 本書では、まず「ITの最も重要なリソースはアプリケーションとデータである」とし、一方で「ハードウェアの進化が目覚ましく、その進化のためには互換性を犠牲にする」こともあり、「アプリケーションとハードのこの矛盾した流れの中で、双方の折り合いをどうつけていくか」が問題とされてきた、としている。従来ならばこの「矛盾」は簡単には解決できなかった。

 そこで登場してきたのがLinuxだ。IBMはLinuxを「幅広いCPUに対応したポータブルなOS」とし、異なるハードウェアをOSレベルでラッピングする「仮想化技術」の1つと位置づけている。そしてIBMはLinuxという「仮想化技術」を手に入れたことによって既存のデータ/アプリケーションとの互換性/相互運用性を守りつつ、先進ハードウェア技術の将来性を保証するソリューションを展開できるのだ。

 もちろん本書は「Linux=仮想化」ということを単純に言うだけではない。この後にIBMのソフトウェアとLinuxの連動や、IBMがオープンソースに果たしている役割、そしてIBMが提唱している「eビジネス・オンデマンド」を解説している。詳しい内容は本書に譲るが「eビジネス・オンデマンド」の解説を読む時にLinuxを「仮想化技術」「オープン仕様」と置き換えると、非常にわかりやすくなると思う。

 個人的に本書はLinuxを考える上で非常に参考になったが、欲を言えばLinuxだけでなく、他のオープンソースソフトウェアについての取り組みも欲しかった。Eclipseへの取り組みや、DB2を持っているIBMが今後PostgreSQLやMySQLとどのように接していくかは気になる方も多いと思う。もし、次作があるのであれば、ぜひとも他のオープンソースソフトウェアについても解説してもらいたいと思う。
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by kozai22 | 2004-02-25 21:54 |
 テレビゲーム大国の日本。当然「テレビゲームの制作者」にスポットを当てた本は多数出版されており「スーパーマリオブラザーズ」「ゼルダの伝説」の宮本茂氏や「桃太郎伝説」のさくまあきら氏などを取り上げた「テレビゲームの神々」やテレビゲーム市場の立ち上げの様子を描いた「NHKスペシャル 新・電子立国〈4〉ビデオゲーム・巨富の攻防」などはテレビゲームに興味を持っている方ならば1度は読まれたと思う。

 今回紹介する「ダンジョンズ&ドリーマーズ」もゲーム制作者にスポットを当てたドキュメンタリであるが、本書が今までの本と違う所はゲーム制作者だけでなく、プロのゲーマーやゲームコミニュティにもスポットを当てているところだ。

 もちろん、本書にも「ウルティマ」シリーズの作者であるロードブリティッシュことリチャード・ギャリオットを中心に、「DOOM」のロメロとカーマック、Simシリーズのウィル・ライトなど様々なゲーム制作者が登場する。しかし、本書の主役は彼らだけではない。ゲームを楽しむゲーマとゲーマのコミュニティこそが本書の主役であるとも言える。

 本書に出てくるゲーマは孤独な少年が暗い部屋でテレビゲームに向かっているといったものではない。本書に出てくるゲーマは「DOOM」や「QUAKE」のLANパーティや「ウルティマオンライン」でのオフ会を行う「コミュニティ」に属している。彼(女)らは、インターネット上での「実質的」に会っているのにも関わらず「実際」にお互いに会いに行ったり、ネット上に共同体を形成している。

 「ネットビジネスの鍵はコミュニティ」と良く言われているが、本書にも書かれている通り、お金をかければコミュニティができるわけでもないし、企業が旗を降ればできるというものでもない。しかし、この実体の無いコミュニテイは存在する。もし、あなたがテレビゲームやオンラインゲームに関心がなくとも、ネット上のコミュニティに関心があるのならば、ぜひ本書を読むべきだ。本書は、熱狂的なコミュニティがどのように作られるか、またどのような行動を取るかのヒントにはなると思う。

 ちなみにITmediaで本書の第1章「ロード・ブリティッシュ誕生」をPDFで無料配布している。
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by kozai22 | 2004-02-15 22:59 |
 通信業界をテーマにした本は数多く出版されており、素人の私ですら「読む価値が無い」と思われるような本もあるが、今回とりあげる知られざる通信戦争の真実は、ここ最近の通信業界の動きが良くまとまっており、「通信業界」の入門書として非常に良くできている。

 話の中心はADSLとIP電話で通信の「価格破壊」を起こした「ソフトバンク」だ。前半はYahoo!BBとIP電話を使いソフトバンクの躍進と、不良資産と法律に縛られ苦しむNTTの姿を書いている。前半部分を読めば、今まで下がらなかった通話料金がなぜ急激に下がったのか?ADSLの急速なバージョンアップはどうして行われたのか?なぜNTTはこれほどまでに「光」にこだわり続けてきたのか?かがわかると思う。個人的には「ADSLは情報収集に有効だが、エンド・ツー・エンドの情報交換型には不向きなのでADSLから光ファイバへの移行が必要」とするNTTと「自分の小皺を世界に向けて発信するユーザなどいない」とするソフトバンク側の意見の違いが興味深かった。

 後半部分は携帯電話とVPNなどについて解説している。特に携帯電話については、ドコモの不調とauの躍進についての記述がある。その中で「ドコモのブランドは安心感にすばない」とバッサリ切っているのは少々乱暴のような気もするが、現状のドコモの不調を理解するには非常に参考になると思う。

 固定網から携帯電話、企業ネットまでわかりやすく解説されているほか、TD-CDMAやauの「win」と最新の話題にも触れており、非常に良い本だと思うが、通信業界の動きは非常に早い、昨日もイー・アクセスがTD-SCDMA(MC)方式の無線通信システムを2年後を目処にスタートさせることや、本書でも取り上げられていたモバイル・セントレックスをKDDIが始めるなど大きな動きがあった。もし購入を検討されている方がいるのなら早めに購入されて方が良いだろう。

 また、本書は通信業界を「解説」しているだけであって、最終的にどうなる?といった結論は出していない。現状では通信のプロでも今後どのようになるか、なかなか見えてこない所もあるのだろう。もっとも、無責任な結末だけを用意している「決めつけ本」を読むよりも、本書を読む方が正確な通信業界の未来が見えてくると思う。
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by kozai22 | 2004-02-06 21:11 |