ダブルスラッシュに関連した雑記


by kozai22
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自己防衛のためのフィルタリング

 先日発表された「One Point Wall」がWinnyの暗号を解析しトラフィックをブロックできるようになったことは、一部のネットユーザに衝撃が走ったと思う。これでまた一つWinnyの「神話」が崩れたことになる。

 ネット上の議論を見てみるとISPがこれを導入した影響を心配する声がいくつかある。実際に「One Point Wall」は「ISPライセンス(10000デバイス単位)」というものも存在している。「価格等は別途お問い合わせください」という
ことからISP用には特別な割引があるのだろう。

 とはいえ現状のISPがすぐにこれの導入を「公表」することは考えづらい。理由の一つとしてwe all DOWNLOADの612氏が発言している通り「Winnyの起動自体が犯罪というわけではないし、仮にWinnyがバージョンアップしたり、『Winnyの次』が現れるであろうことを考慮すると、Winnyだけをブロックしてもあまり意味がない」からであり「ISPが利用者の情報を公開するにはWinnyの使用自体が違法とされる前提が必要と思われ」るからだ。このことからもわかる通り、この製品が「企業・学校」をターゲットとした製品であることは間違いがないだろう。では、なぜ企業や学校がこのようなフィルタリングツールが必要なのだろうか。もちろん社内資源の有効活用という面もあるだろうが、ウィルスと著作権団体のための自己防衛ツールという面もあるだろう。

 ご存じの通り、コンピュータウィルスが広がる経路はメールだけでは無い。Winnyを媒介として感染を広げるウィルスは既に登場しているし、KaZaAを媒介としてウィルスも増えてきている。さらに、社内の機密情報などが入ったファイルをうっかり「共有フォルダ」に入れてしまう可能性もある。ネットワーク管理者にとっては、ファイル交換のためにウィルスが入り込んだり機密情報が漏れる隙間を広げるのはあまり好ましいこととは思わないだろう。

 また、このようなフィルタリングツールは著作権団体からの「攻撃」を防ぐのにも役立つかもしれない。(これを読んでいるあなたの会社ではそんなことはないと思うが)いくつかの会社では、なぜか社内ネットワークに公開前の「マトリックス レボリューションズ」の動画ファイルが3~4本もあったり、社内で「神」と呼ばれている人がいるらしい。ここから先はいち々説明しないが、著作権団体にとって彼らが絶好のカモであることは間違いがないだろう。

 ちなみに、知的財産権に厳しいある会社では既に社員の音楽ファイル交換を禁止している。
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by kozai22 | 2004-02-21 22:30 | P2P